甘いものが大好きだけれど、辛いものや苦いものが苦手な人は、子供舌を持っているといわれます。
確かに子供は辛い物や苦いもの、酸っぱいものってすごく苦手ですよね。
私は、大人になってからもずっと、まるで子供みたいな味覚なんですよね。辛いのも苦いのも無理…。(ちなみに30過ぎてます)
この場合って、大人の味覚に治せることは出来るんでしょうか?
そもそも味覚って治るもの?
今回は、味覚を変えることは出来るのか、解説していきます。
子供舌とは?
子供舌とはいわゆる造語ですね。
大人になっているのに、食べ物の辛みや苦味などが苦手な人の味覚のことを指す言葉です。
大人って、ビールやブラックコーヒーなどの苦いものや、わさびや辛子なども辛いものなどを好みますよね。
でも中には、コーヒーはミルクや砂糖を入れないと飲めないし、ビールよりもチューハイやカクテルが好きだったり、カレーも甘口が好きで辛いものが苦手、という人もいるわけです。
ちなみに辛いものも、わさびや辛子、マスタードは苦手だけれど、トウガラシ系の辛いものなら食べられる、という人もいます。
つまりいつまで経っても子供のような味覚だと、子供舌を持っているとされるんですね。
味覚が子供っぽいのはなぜ?
人間の舌には味蕾(みらい)と呼ばれる、味をより深く感じるための器官があります。
この味蕾は子供の頃は舌にたくさん存在するのですが、大人になるにつれて、少なくなっていく、と言われているんですね。
つまり、大人の舌は味蕾が少ないため、苦味や辛味に鈍くなっていくわけです。
昔は苦くて飲めなかったコーヒーが、大人になってから飲めるようになった、というのはこのためなんですよ。
ということは、子供舌の人は、まだこの味蕾が多く残っているということになります。
つまり味覚が繊細なんですね。
あれ、それって別に悪いことではないじゃない…?
確かに、周囲からは子供っぽい味覚、とからかわれることはありますが、大人なら、誰しも辛味や苦味が好きになる、ということではありません。
中には、寿司本来の味を楽しむために、わざとさび抜きを頼む大人もいるんですよ。
人にはそれぞれ好みがあるので、それを他人がとやかく言うことではないんですよ。
それに子供にだって大人みたいな味覚の子もいるし、お酒自体が一滴も飲めない大人もいます。
大人だからこの味を食べられるべき、という決まりも一切ないので、子供舌だったとしても、そこまで悩む必要はないのですね。
子供舌の大人の味覚は変化する可能性はあるの?
子供舌の人でも、味蕾の数が減れば、食べ物の好みが変わったり、味覚が変化する可能性は大いにあります。
今は辛いものや苦いものが食べられなくても、数年経ったら食べられるようになった、ということも全然不思議じゃないんですよね。
もちろん、味蕾の数が減らずに、ずっと変わらない場合も十分にあり得ます。
でもそれならそれで、自分の好きなように食を楽しみましょう(´▽`*)
ただ、いくら子供舌だからと言って、の人と一緒に食事をする時に、あれヤダこれヤダと言って、あまり自分のワガママを通そうとしてはいけませんよ。
そこは大人になりましょうね♪
まとめ
子供舌とは、舌にある味蕾が多く残ったままで、辛いものや苦いものが苦手な人の味覚のことです。
この先、味蕾が減っていけば、苦味や辛味が好きになるかも知れないし、ずっとこのままの可能性もあります。
でもそれは特に悪いことではなく、単に味覚が繊細というだけなので、あなたのせいではありませんし、気に病む必要もありませんよ。
私も子供舌であることを気にせず、食べることを楽しみます^^
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