体重計で体重を測る時は、体重計をどこに置くかがとても重要です。
体重計は、ある程度の硬さのある床の上に置かなければなりません。
柔らかい床の上に置くと、誤差が生じて、正確に測れないのです。
そこで、体重計と床の硬さとの関係についてお話していきます。
又、柔らかい床にしか体重計を置けない場合の対策についても触れていきます。
体重計は床が柔らかいと誤差が生じる?
なぜ柔らかい床に体重計を置いて体重を測ると、誤差が生じるのでしょうか。
硬い床は水平ですが、柔らかい床は、ふわふわしている分、水平ではありませんよね。
そのような床の上に置いた体重計に乗ると、きちんとまっすぐ立てなくなります。
その結果、体重計にかかる負荷が、左右均等ではなくなり、誤差となってしまうのです。
又、カーペットを敷いている床も、ふわふわしているため、誤差の原因となります。
硬い床の上に置いた体重計であれば、体重の全てを体重計が受け止めてくれます。
ところが、カーペットが敷かれていると、体重の一部をカーペットが受け止めてしまうようになります。
そのため、体重計にかかる分の重量が減り、本来の体重よりも軽い数値が出てしまうのです。
体重計を置ける床の硬さは?
では、体重計を置くのに適している床の硬さとは、どのくらいなのでしょうか。
体重計は、カーペットを敷いていない床の上に置くのがベストです。
中でも、フローリングの床が、体重計を置くのに1番適しています。
フローリングの床はしっかりした硬さがあり、水平なので、体重計の誤差が生じることはまずありません。
又、タイルやコルクなどの床も、体重計を置くのに向いている硬さです。
逆に、畳やクッションフロア、ビニールタイルなどは、体重計を置くのにはあまり向いていません。
ふわふわとまではいかないまでも、少し柔らかいため、誤差が出る可能性があります。
両足で立った時、足元が少しでも沈むような感覚がある床は、体重計を置かない方が良いでしょう。
沈んだ分だけ、体重を床部分に受け止められてしまっているからです。
逆に、「ジャンプして着地した時、足が少し痛い」くらいの硬さの床ならOKです!
体重計がクッションフロアにしか置けない時の対策
「硬い床に体重計を置くべき」と言われても、クッションフロアにしか置けない場合もありますね。
よく、「体重計の下に板を敷けば良いのでは」という意見も聞きます。
でも、全体重を乗せてもきしまない、丈夫で硬い板でなければ意味がありません。
そのような板を探してくるのは、とても大変ですよね。
そこで、少し開き直り、「誤差が生じている」という前提で体重を測りましょう。
まず、体重計を、玄関やお風呂場など、硬い床のある場所に置きます。
その上に、ある程度の重さのある野菜か果物などをのせて、重さを測りましょう。
次に、その体重計をクッションフロアの場所に移動し、先程と同じ物の重さを測ります。
そして、その重さの数値の差を計算し、誤差がどのくらいかを割り出します。
何kg誤差があるのかがわかれば、クッションフロアに体重計を置いても、正確な体重を計算で割り出せますよ。
まとめ
体重計は、フローリングやタイル・コルクなど、硬い床の上に置きましょう。
硬い床は水平なので、体重を正確に測ることができるのです。
逆に、畳やクッションフロア・ビニールタイルなどの柔らかい床な不向きです。
このような床の上に体重計を置くと、かなりの誤差が生じてしまうからです。
どうしても柔らかい床の上に置かなくてはいけない場合は、誤差がどのくらいかを計算しましょう。
誤差が何kgあるのかがわかれば、正確な体重を計算して出すことができます。
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