だしパックを使って味噌汁を作ると、どうしても美味しくできなくて悩んでいる人が多いと聞きます。
どうやら、だしパックで作った味噌汁は、薄くなることがよくあるようですね。
では、だしパックを使って味噌汁を作ると、なぜ薄くなってしまうのでしょうか。
又、だしパックを使って味噌汁を美味しく作るには、どのような使い方をしたら良いのでしょうか。
だしパックの味噌汁は薄いと感じる原因は?
だしパックを使って作った味噌汁が薄い原因は、
「だしパックを1回しか入れていない」
ということが考えられます。
本当であれば、だしパックを2回に分けて入れるのが良いとされています。
でも、1回しかだしパックを入れないと、味噌汁に入れた具材の影響で、だしの旨味が消えてしまうことがあります。
野菜を使った味噌汁などは、野菜から出る水分で、だしの旨味が薄まることもあります。
特に、具だくさんの味噌汁などでは、この現象が起こりやすいようです。
又、加熱することで、最初の段階で入れただしの旨味も薄まってしまう傾向があります。
このことも、だしパックを使って作った味噌汁が薄くなってしまう原因の1つです。
味噌汁のだしパックの使い方
味噌汁に入れるだしパックは、お湯が沸騰した後ではなく、水の段階から入れておきます。
鍋に水を張り、その中にだしパックを入れ、そのまま火にかけて沸騰させてください。
そして、沸騰したことが確認できたら、だしパックは取り出してしまいましょう。
合計すると、5分以上はだしパックを煮出し、十分に旨味を出しておいてくださいね。
でも、これだけだと、先ほどお話したように、味噌汁が薄くなってしまいます。
そのため、具材を入れた後、もう1度だしパックを入れるようにしましょう。
そして、具材と一緒にだしパックを煮出しますが、煮出す時間は、最初の段階よりも短くてOKです。
この時、長時間だしパックを煮出してしまうと、だしによっては、苦みや渋みが出ることがあります。
市販のだしパックでも水出しで美味しくなる?
市販のだしパックを、煮出さずに、水出しで出すことも可能だということを知っていますか?
水出しでだしパックを使う場合は、ちょっとしたポイントがあるので、知っておいてください。
但し、水出しにする場合は、だしパックをただ水につけておくというだけではダメです。
まずは、冷たいお茶を保存しておくときに使うプラスチックボトルの中に、だしパックを入れてください。
そして、そのボトルごと冷蔵庫の中に入れ、6時間以上つけおきします。
この時、「必ず冷蔵庫に入れること」と「6時間以上つけおきしておく」ということがポイントです。
つけおき時間が短かったり、常温の中に放置しておくと、だしが出なくなってしまいます。
水出しで作っただしパックのだしは、冷蔵庫に保存しておけば3日は日持ちします。
なので、毎日味噌汁を飲む人は、常に作り置きしておくそうですよ!
だしパックは煮物にも使える!
さて、だしパックの活躍の場所は、味噌汁だけではありません。
煮物を作る時にも、だしパックを使って作ると美味しく仕上がりますよ。
煮物の調理の時も、だしパックの使い方は、基本的には味噌汁と同じです。
鍋に張った水の中にだしパックを入れ、そのまま沸騰させて煮出してください。
この場合、水の量を少し少なめにすると、だしが濃く出て、良い風味を出すことができます。
だしをしっかり煮出して作った煮物は、後からの味付けが薄くても美味しいですよ。
後で入れる調味料の量を少量にしても、十分に味わい深い煮物を作ることができます。
よく、関西方面の煮物などは、薄味でも、だしが効いているので、本当に美味しいですよね。
だしパックを使いこなすと、そのような煮物を、家でも作れるようになりますよ。
まとめ
だしパックは、2回に分けて入れることで、しっかり風味が出て、味噌汁が美味しく仕上がります。
そして、水の段階からだしパックを入れて、沸騰させて煮出してくださいね。
又、市販のだしパックを、冷蔵庫の中で水出しにすると、だしの作り置きができます。
味噌汁を始め、煮物などにもだしパックは大活躍するので、ぜひ使いこなしてみてくださいね。
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