アドリブ力がなくて、会話や面接が苦痛で仕方ないという人はかなり多いようです。
アドリブ力に強い人と弱い人とでは、何が違うのでしょうか。
そして、アドリブ力を鍛えるためには、どんなことをしたら良いのでしょうか。
ここでは、アドリブ力を鍛えるために知っておきたいことをまとめました。
アドリブに弱いのはなぜ? アドリブに強い人との違いは?
アドリブ力が弱いのには、いくつか原因があります。
まず、「会話の引き出しが少ない」ということが挙げられます。
アドリブに強い人は、会話の引き出しがずば抜けて多いという特徴があります。
それも、ただの知識だけでなく、実感を伴った引き出しが多いのです。
一方、アドリブに弱い人は、そのような「実感を伴った引き出し」が多くありません。
自分の興味が及ぶ狭い範囲の知識しかない人が多いのです。
もちろん、会話のネタを増やそうと努力している人もいるでしょう。
でも、知識だけにとどまっているので、いざという時にその引き出しを出すことができないのです。
次に、「会話の場数をあまり踏んでいない」ということが挙げられます。
今はインターネットで人とのやり取りが可能な時代です。
その結果、生身の人間同士の会話をする機会が減り、このような人が増えたと言います。
「人と顔を合わせて会話をする」という場数が少ない人は、いざという時に緊張します。
そして頭が真っ白になり、言葉が出てこなくなって、会話にならなくなります。
でも、アドリブに強い人は、日頃から外に出向いて人と会って話をしています。
そのため、会話の場数が増えていき、緊張せずに会話を楽しむことができるのです。
アドリブ力を鍛えることは可能!そのトレーニング方法とは
アドリブ力は、努力によっていくらでも鍛えることができます。
では、どのようなトレーニングで鍛えたら良いのでしょうか。
まず、「興味を持ったら、体を動かして体験する」という方法です。
よく会話の引き出しを増やそうとして、片っ端から本を読んだりする人がいます。
もちろん読書も大事ですが、読んだだけの知識はすぐに消えていきます。
なので、何かに興味を持ったら、体を動かし、その場に出向いて体験する習慣を付けましょう。
これによって、経験と感動が自分の中に刻み込まれ、実感を伴った引き出しが増えていきます。
次に、「積極的に人と会い、直接会話をする」ということです。
生身の人間を目の前にした会話は、回数をこなせばこなすほど上達します。
でも、「ただ人と会うだけで、聞き役に回る」というだけでは、トレーニングになりません。
たどたどしくても良いので、自分の考えを言葉に相手に変えて相手に伝える練習をしましょう。
この実践の積み重ねが、アドリブ力を左右していきます。
会話での切り返しのコツ
さて、会話を膨らませるためには、「相手の話にただ相槌を打つ」というだけではいけません。
そのためには、会話の切り返し方のコツを身に付ける必要があります。
まず1つ目のコツは、「相手が行ったことに対して、感想を言う」ということです。
例えば、相手が「今日はあいにくの雨ですね」と言ったとしましょう。
そこで、「雨も悪くない」と感じたら、「雨も風情があっていいものですよ」と言ってみてはいかがでしょうか。
このように、自分なりの感想を付け加えることで、会話の流れが変わっていくのです。
2つ目のコツは、「会話の流れを崩さずに、新しいネタを1つ加える」ということです。
先程の「あいにくの雨ですね」という会話だったら、雨に関する新しいネタを入れましょう。
例えば、「雨と言えば、先日の大雨の時どこにいらっしゃいましたか」といった感じです。
こうすることで、「雨」というキーワードから、自然な流れで会話が広がっていきます。
まとめ
アドリブ力が強い人は、会話の引き出しと場数がかなり多いという特徴があります。
なので、アドリブ力を身に付けるためには、会話の引き出しと場数を増やす努力が必要です。
又、楽しく会話を膨らませるためには、切り返し方も重要です。
相手の言葉をそのまま返すのではなく、自分なりの感想やネタを入れてみましょう。
そうすることで、会話が面白い方向に流れていきますよ!
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