お子さんと一緒にカブトムシを飼う時は、飼育スケジュールを立てることが必要です。
と言うのも、カブトムシは一冬越すことができないほど、寿命が短いからです。
なので、そのリズムに合わせて飼育してあげることが大切なのです。
そこで、カブトムシの寿命や、幼虫の冬眠のことについてまとめました。
カブトムシの成虫は冬を越すことができない
成虫になったカブトムシは、その年の冬を越すことができません。
カブトムシは、幼虫からさなぎになり、最終的な脱皮をして成虫になります。
この最終的な脱皮が、6~7月くらいに行われることがほとんどです。
そして、初夏から夏にかけて成虫へと成長します。
でも、その年の冬を越すことなく、カブトムシは旅立ってしまうのです。
成虫になった翌年のお正月を迎えることは、ほとんどないようです。
なので、成虫になった後は、「半年も生きていない」という短い命なのですね。
だからこそ、短い命を燃やして生きているカブトムシを、愛情を持って見守ってほしいのです。
たっぷり愛情をかけて育て、お子さんに命の尊さを教えてあげてくださいね。
ちなみに、温かい環境を作って育てると、寿命が少し延びる場合もあるようです。
20~28℃くらいの温度で、風通しの良い環境を作ってあげると良いそうですよ!
又、複数のカブトムシを同じ飼育かごの中に入れると、ケンカをする場合があります。
このケンカで寿命を縮めるカブトムシもいるので、できれば単独で飼育しましょう。
カブトムシは何月まで生きるのが普通? (カブトムシの成虫の寿命)
先程お話したように、カブトムシの成虫は、翌年のお正月前に寿命が尽きてしまいます。
では、カブトムシの成虫は、何月くらいまで生きるのが普通なのでしょうか。
カブトムシの成虫は、長生きした場合、10月下旬くらいまで生きます。
短い場合だと、8月くらいには死んでしまうというカブトムシもいます。
なので、「長ければ秋まで、短ければ夏まで生きる」というのが、カブトムシの成虫の寿命です。
又、オスとメスでは少し寿命が違い、オスよりもメスの方が長生きするというデータもあるようです。
オスの平均寿命は2か月前後ですが、メスの場合は3か月前後と言われています。
カブトムシの幼虫は冬眠する
カブトムシは成虫になってからは、その年の冬を越すことはできません。
でも、幼虫の間は、土の中で冬眠をしながら冬を越していきます。
カブトムシは夏に産卵し、秋に幼虫へと成長していきます。
秋の間は地上で過ごすため、その間のエサやりを忘れずにしてあげてくださいね。
ちなみに、カブトムシの幼虫のエサは、「きのこマット」がよく使われます。
黒いフンをたくさんするようになったら、きのこマットを交換しましょう。
そして、秋にしっかり栄養を付けたら、冬の間は冬眠して過ごします。
この冬眠中に、幼虫はかなり成長していきます。
冬眠から目覚める頃には、びっくりするくらい大きくなりますよ^^
その後、成長を重ねて、5月くらいにさなぎの状態になるのです。
まとめ
カブトムシは、成虫になってからは2~3か月しか生きることができません。
成虫になった後は、その年の冬を越すことができないのです。
なので、飼育する時は環境に気を配り、できるだけ過ごしやすくしてあげることが大切です。
極端に長生きすることはできませんが、環境を整えてあげると、少し寿命が延びます。
でも、幼虫の間は、冬眠をして冬を越します。
冬眠中に土の中でかなりの大きさに成長するので、ちょっとびっくりしますよ!
コメント