日にちが経ってしまった納豆を食べたら、シャリシャリした…そんな経験はありませんか?
実は、シャリシャリする納豆は、かなり古くなってしまったものなのです!
では、古くなった納豆がシャリシャリするのは、どうしてなのでしょうか?
ここでは、日にちが経ってしまった納豆のことについてまとめました。
納豆がシャリシャリするのはなぜ?
古くなってしまった納豆を食べると、食感が砂のようにシャリシャリしています。
では納豆は、古くなると、なぜそのような食感になるのでしょうか。
このシャリシャリしたものは、チロシンと呼ばれる物質です。
チロシンとは、アミノ酸が結晶のような形になったものです。
納豆は、保存後に日にちが経つと、発酵がどんどん進んでいきます。
又、高温の場所に何日も納豆を置いておいて場合も、発酵が進みやすくなります。
その結果、発酵に伴ってチロシンが発生しやすくなってしまうのです。
ただ、このチロシンは、賞味期限の間であれば、まず発生はしないと言われています。
更に、チロシンは、体には特別な害はないようなので、間違って食べてしまっても大丈夫です。
シャリシャリした食感はあまり気分の良いものではありませんが、ひとまず安心ですね。
納豆に白い点が!これはカビ??
更に、古くなった納豆の表面に、白い点が付着していることもあります。
「もしかしてこの点はカビなのでは…」と、ちょっと不安になりますよね。
でも実はこの白い点も、納豆に含まれているアミノ酸が結晶化したものです。
納豆に付着した白い点は、先程お話したチロシンと同じものだと考えてください。
なので、白い点が付着した納豆も、基本的には食べても大丈夫です。
ただ、日にちが経つと、白い点とシャリシャリした食感がほぼ同時に現れるようです。
そのため、白い点が付着した納豆は、シャリシャリしていて、気分が悪いかもしれません。
その場合は、納豆を加熱調理して、柔らかくしてしまうといいですよ。
こうすることで、食感も大分良くなりますし、納豆の臭いも少し和らぎます。
特にオススメなのは、「味噌汁の具材として煮込んでしまう」というものです。
納豆が柔らかくておいしいので、1度食べたらクセになってしまうかもしれません!
腐った納豆の見分け方
では最後に、食べてはいけない腐った納豆の見分け方についてお話していきます。
腐った納豆は、ドロッと水っぽくなり、全く糸を引かなくなることが特徴です。
納豆は基本的に糸を引くものですから、これはわかりやすい特徴ですね。
なので、「腐っているのでは…」と感じたら、1度かき混ぜてみると良いでしょう。
次に、「アンモニアと似たような独特の臭いを放つ」ということも特徴です。
納豆は元々臭いがきつい食べ物ですが、腐ると更に悪臭を放ちます。
「いつもの納豆とは明らかに違う臭いがする」と感じたら、食べるのをやめましょう。
他にも、「見た目がかなり茶色くなる」という特徴もあります。
でも、納豆自体が茶色いので、色で判断するのは難しいかもしれません。
なので、「糸を引くかどうか」「臭いはどうか」で判断するようにしてください。
まとめ
保存後、日にちが経った納豆には、アミノ酸が結晶化するという現象が起きます。
その結果、シャリシャリした食感になったり、白い点が付着したりします。
でも、これらは体に有害なものではないので、間違って食べてしまっても大丈夫です。
ただ、糸を全く引かなくなったり、アンモニアのような臭いがしたりする納豆は危険です!
このような納豆は腐っているので、食べずに処分するようにしてくださいね。
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