犬を散歩に連れて行っても、すぐに帰りたがると悩んでいる飼い主さんがいます。
又、散歩に連れて行っても、なかなか歩こうとしない犬もいるようです。
犬は散歩が好きなはずなのに、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。
そこで、犬が散歩したがらない理由や、その対処法についてまとめました。
犬の散歩時間が短くなった。考えられる原因は…
犬の散歩時間が短くなった原因として多いのは、「犬の老化」です。
犬も人間と同じで、年齢を重ねると体力が落ちてきます。
そのため、散歩で歩くことが徐々に苦痛になり始めてしまうのです。
この場合は、無理に長い時間歩かせることはしない方が良いですね。
次に考えられる理由は、「以前、散歩中にイヤな出来事に遭遇した」というものです。
例えば、散歩中、乱暴なことをされたり、他の犬に吠えられたりすると、この現象が現れるようです。
「散歩中に恐い思いをしたことがトラウマになってしまった」ということですね。
そのトラウマが原因で、「散歩=恐いもの」というイメージが出来上がってしまったのでしょう。
次に考えられる理由は、「体が疲れている」というものです。
こちらも人間と同じで、犬も疲れれば家に帰りたくなってしまうものです。
特に、体力が落ちていたり、暑い日が続いたりすると、疲れて散歩時間が短くなることが多いようです。
犬が散歩で歩かない! 抱っこしてもいい?
犬が散歩で歩かないと、手っ取り早く抱っこしてしまいたくなりますよね。
でも、ここで抱っこをすると、ワガママになってしまうので、オススメできません。
このような時は、しつけのやり方をやり直す必要があります。
まずは、飼い主と犬の主従関係をハッキリさせることが大事です。
飼い主が犬に振り回されると、散歩嫌いの犬はいつまで経っても歩こうとしません。
「ごねて歩かなければ、ワガママを聞いてもらえる」と思ってしまうのです。
このような時はあえて厳しく接し、主従関係を理解させましょう。
それと同時に、歩く訓練をさせることも大切なポイントです。
ただ、道路でいきなり歩かなくなっては困るので、まずは公園などに連れて行きます。
そして、広々とした屋外で歩く気持ち良さを、少しずつ実感させましょう。
特に、芝生のある場所だと、犬の野性の感覚が戻り、歩こうとすることも多いようですよ。
犬の散歩嫌いを克服するには (老犬ではない場合)
老犬ではないのに散歩が嫌いな犬は、まず短い距離を歩かせることから始めましょう。
いきなり長距離を歩かせると、ストレスになり、益々散歩が嫌いになってしまいます。
なので、最初は近場の安心できる場所を歩かせ、「歩いても大丈夫」という安心感を与えましょう。
これは、トラウマで散歩嫌いになった犬にも、体力不足で散歩嫌いになった犬にも使える方法です。
そして、歩ききって帰宅したら、褒めてあげることも忘れないでくださいね。
それと同時に、首輪のサイズも再確認してあげてください。
合わないサイズの首輪は痛くて、犬にとってはストレスです。
「その状態のまま歩きたくない」と、散歩嫌いになってしまう犬も多いようです。
もし小さ過ぎる首輪をしていたら、合うサイズのものと変えてあげてくださいね。
まとめ
犬が散歩したがらない原因は、高齢化の他、トラウマや疲れ・体力不足などが考えられます。
でも、歩かないからと言って、途中で抱っこすると、ワガママになってしまいます。
このような時は、しつけをやり直す必要があります。
飼い主との主従関係を再確認し、短い距離を少しずつ歩かせることから始めましょう。
又、首輪のサイズを確認したり、散歩から帰ったら褒めてあげたりすることも大切です。
コメント