米のとぎ汁って栄養がありそうだから、花壇の水やりに使うとすごく良いような気がしますよね。
でも実は、米のとぎ汁を花壇にまくと、思わぬデメリットが生じるんですよ!
一見、とってもエコに見えるし、お花も喜びそうだけれど、そこには思わぬ落とし穴があったんです。
今回は、意外と知られていない、米のとぎ汁を水やりに使うデメリットを紹介します。
米とぎ汁を花壇の水やりに使うのは…
米のとぎ汁って、お米の栄養が流れ出ているため、色んなことに活用できる、と昔から言われてましたね。
床のお掃除や食器洗い、そして、花壇の水やりにも使えるとのことで、わざわざペットボトルにとぎ汁を溜めている家庭も、多かったんじゃないでしょうか?
ところが実は、花壇の水やりに米のとぎ汁を使うのは、良いことだけじゃなかったんです。
確かに、ほんの少しではありますが、お米の栄養を含んでいるため、植物に多少の栄養を与えることは出来ます。
でも、そのメリットを上回るほどのデメリットがあったんですよ…!
米のとぎ汁を使うデメリット
米のとぎ汁には、米の栄養分が少し含まれているため、植物だけじゃなく、土の中にいる菌などの微生物も元気になり、どんどん繁殖してしまいます。
これは一見、良いことのように思えますが、その実、土から悪臭が漂うようになって、コバエなどの虫がたかるようになってしまうんですよ!
しかも、米のデンプンによって土が固まりやすくなり、水はけが悪くなって植物が根腐れしたり、カビが生えてくることもあります。
こんなにデメリットがあっただなんて、良かれと思って今までとぎ汁を与えていた人にとっては、かなりショックですよね…。
なんだか、今まで常識だと思っていたものが、ガラガラと崩れ去ったような気持ちです。
では、米のとぎ汁には一体、どんな正しい使い道があるんでしょうか?
コメのとぎ汁の他の使い道
米のとぎ汁は、洗顔や食器洗い、タケノコや大根の下茹でに使うのがおすすめ。
ただし洗顔は、人によっては肌に合わないこともあるので、試しに使ってみて、異常が出たらすぐにやめましょう。
また、キッチンの洗い桶にとぎ汁を溜めておいて、そこに使った食器を浸けておけば、汚れが落ちやすくなるので便利です。
ちなみに、フローリングのワックス代わりに使う、という方法もありますが、素材が無垢の木材でないと、使ってもあんまり意味がないんです。
無垢のフローリングというのは、完全に自然の木で出来ているので、とぎ汁を吸って艶が出ますが、現在、ほとんどの住宅に使われているのは、色んな木材を組み合わせたものなんです。
木材を組み合わせたフローリングだと、とぎ汁を吸い込まずに艶が出ないし、でんぷんが表面に固まってしまうので、逆に汚れてしまうんですね。
こんな風に、意外ととぎ汁って、使い方に注意しないと逆効果になるものだったんです。
もしとぎ汁を活用する場合は、よく調べてからの方が良さそうですね。
まとめ
米のとぎ汁を花壇の水やりに使うと、微生物が繁殖して土が臭くなり、コバエが寄ってきてしまいます。
しかも、土が硬くなり、根腐れやカビの原因にもなるので、デメリットの方が大きかったんですね。
ただしその代わり、洗顔や食器洗い、大根やタケノコの下茹でには丁度良いですよ!
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