まな板は英語で「カッティングボード」と呼ばれますが、日本ではこれら2つは、別物として売られています。
では、カッティングボードとまな板は、具体的にどのように違うのでしょうか。
又、カッティングボードがあれば、まな板は必要ないのでしょうか。
ここでは、カッティングボードについての豆知識と、使い方についてまとめました。
カッティングボードとまな板の違い
ではまず、カッティングボードとまな板はどう違うのかについてお話していきます。
まな板の素材には、柔らかい木材が使われていることが、大きな特徴です。
そのため、包丁に優しく、調理中の包丁に大きなダメージを与えにくいと言われています。
まな板は、日本で長く使われていますが、和食の包丁はとても繊細ですよね。
そのため、柔らかい木材でできたまな板は、和食の調理にとても向いているのです。
一方、カッティングボードには硬い木材が使われているため、とても丈夫です。
そのため、ギザギザの刃物やナイフなどを使っても、カッティングボードはダメージを受けづらいのです。
カッティングボードをまな板として使えるの?
カッティングボードをまな板の代わりに使うことは、十分に可能です。
でも、先ほどもお話した通り、カッティングボードの素材は硬いので、包丁にダメージがあるかもしれません。
そして、カッティングボードはまな板に比べて、水に弱いという特徴も持っています。
なので、できるだけ濡らさないようにし、もし濡らした時は、しっかり拭いて乾かしましょう。
逆に、カッティングボードは、まな板にはできない使い方もできるのですよ!
まな板は調理器具としてしか使えませんが、カッティングボードは、お皿として使えます。
切った食材をカッティングボードにのせたまま、人に出してもOKなのです。
カッティングボードの素材とお手入れ
カッティングボードには硬い木材が使われており、リーズナブルなものでは、桐や竹・アカシアなどがあります。
これらの素材のカッティングボードは、100均などでも買うことができますよ。
一方、高価なものになると、ヒノキやイチョウ・オリーブなどが使われています。
では次に、カッティングボードのお手入れの仕方についてお話していきます。
「カッティングボードは水に弱い」とお話しましたが、使用後は洗う必要があります。
水で洗うだけでは汚れが落ちないので、中性洗剤を使って洗ってくださいね。
そして、洗った後は水分をきれいに拭き取り、完全に乾くまで乾燥させてください。
又、カッティングボードは、「乾性油」と呼ばれる種類のオイルを使って、定期的にメンテナンスをしてください。
このメンテナンスを行うことで、カッティングボードが長持ちするようになりますよ。
乾性油には、くるみ油・紅花油・亜麻仁油などがあり、これらのどれかを使いましょう。
洗って乾かした後、乾性油を薄く塗って、そのまま放置しておくだけでOKです。
カッティングボードのおしゃれな使い方
カッティングボードのおしゃれな使い方は、何と言っても「お皿代わりにする」という使い方です。
まずチーズやピザなど、みんなでつまめる食べ物をカッティングボードの上で切ります。
その後は、そのまま食卓に出すと、大きなお皿を用意する必要がなくなりますよ。
何より、木材の板の上に食べ物をのせることで、外国のホームドラマのような雰囲気を演出できます。
まとめ
まな板は、日本の繊細な包丁の刃を傷つけない、柔らかい素材なので、和食向きです。
カッティングボードは、硬い素材なので、多少粗い刃の包丁やナイフを使っても大丈夫です。
但し、カッティングボードは水に弱いので、洗った後はしっかり乾かし、定期的に乾性油でメンテナンスしましょう。
でも、カッティングボードは、そのままお皿代わりに使えて、とてもおしゃれで便利ですよ!
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