お中元で油を大量にもらったり、特売でつい買い込んでしまったりすると、使い切る前に賞味期限が切れてしまいますよね。
でも、油って賞味期限が切れていても、まだ使えるんでしょうか?
それとも未開封でも、かなり古いものは捨てるべき?
今回は、未開封の油はどのくらい長持ちするのか、賞味期限を紹介します。
油の賞味期限切れ、開封済み・未開封それぞれいつまで使える?
食用油は基本的に、だいたい2年は持ちます。
油の容器を見ても、賞味期限って2年後くらいに設定されていることが多いんですよね。
でもこれはあくまで未開封の油の場合。
油は空気に触れると酸化が進んで劣化が早くなってしまうんです。
そのため、開封済みの油の場合、賞味期限はグッと短くなり、だいたい1~2ヶ月ほど。
こんなに短期間で使いきらないと、本来はいけないものだったんですね。
でも、たとえ賞味期限が切れていたり、開封してから2ヶ月以上も経っている場合でも、変なニオイがしたり、明らかに油の色が変わってしなければ、そのまま使い続けている人も多いようです。
ただ、いくら見た目やニオイが変わっていなくても、何年も前の古い油を使うのには、ちょっと抵抗がありますよね。
賞味期限が切れていて、使うのに抵抗があるのでしたら、無理して使わなくても、処分してしまって良いと思います。
ちなみに、油は日光に当たらない冷暗所で、蓋をしっかりとめた状態にしておけば、開封後も長持ちしますよ!
オリーブオイルやごま油の賞味期限切れは…?
オリーブオイルの賞味期限はサラダ油とだいたい同じくらいです。
ただし、マリネやカプレーゼのソースなど、オリーブオイルを生のまま使えるのは開封してから3ヶ月以内。
それ以降は生で使わずに、パスタの具材を炒める時など、加熱用として使うのがおすすめですよ。
また、ごま油はゴマリグナンという成分により酸化しにくいため、サラダ油よりも更に長く保存できます。
ただ、賞味期限が切れてしまうと、どうしても風味が抜けてしまうので、美味しく使いたいのでしたら、容器に表示されている賞味期限内に使いきりましょう。
賞味期限切れの油の使い道は?すぐに捨てたい人向けの廃棄方法も
賞味期限が切れて、もう料理に使えない油って、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。
そこでおすすめなのが、油でアロマキャンドルを作る事。
自宅で簡単にリラックスグッズが作れるし、小学生のお子さんがいる家庭では、夏休みの自由研究や工作などにも利用できますよ!
もちろん、料理に使った後の廃油でも作れるので、とってもエコですね!
もし、再利用せずに処分するのでしたら、一番無難なのは、ビニール袋の中に新聞紙やちり紙を敷き詰め、その中に油を注いで紙類に吸わせ、可燃ゴミとして捨てる方法です。
凝固剤がなくても、家にあるものだけで簡単に処分できますよ。
念のため、ビニール袋は2重にしておくと安心です。
ちなみに油は、排水溝には絶対に流してはいけませんよ。
排管が詰まって大変なことになるので注意しましょう。
まとめ
油は基本的に、賞味期限は2年ほど。
ただし開封してしまうと、2ヶ月くらいに縮まってしまいます。
でも、異臭や変色など、劣化が特にないのなら、使い続けても基本は問題ありません。
オリーブオイルも賞味期限は同じくらいですが、開封して3ヶ月を超えたら、炒め物など加熱用として使ってくださいね。
ごま油もなるべく賞味期限内には使い切りましょう。
油はアロマキャンドルの材料として再利用できますが、捨てる場合は、2重のビニール袋に古紙などを敷き詰めて、それに吸わせてから捨てるのが簡単で安全ですよ。
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