昔からよく、「スイカの種を食べると盲腸になる」という話が出回っていましたね。
では、スイカの種を食べると、本当に盲腸になったり、体を壊したりするのでしょうか。
でも一方で、「スイカの種は健康に良い」という話もあります。
どの話が本当なのか、ちょっと判断に困ってしまいますよね。
そこで、気になるスイカの種に関する噂の真相について探ってみました。
スイカの種、食べる派の人いるけど、大丈夫なの?
結論から言ってしまうと、スイカの種は食べても全く問題はないそうです。
「盲腸になる」という噂は、医学的な根拠が何もないので、都市伝説だったようですね。
では、なぜ「スイカの種を食べると盲腸になる」という噂が広まったのでしょうか。
これは、「虫垂が炎症を起こしたときの形が、ブドウの種に似ている」という思い込みから始まったと言います。
これがいつの間にか、スイカの種にも波紋が広がり、そのような噂が広まったようです。
又、国によっては、「スイカの種は捨てずに食べる」という習慣の国もあるそうです。
日本では昔から、スイカの種を捨ててきていましたから、ちょっとビックリですね。
スイカの種は消化できるの?
スイカの種は基本的に、消化はあまり良くありません。
なので、間違って食べてしまうと、そのままの形で、お通じとして出てきてしまいます。
「食べても問題ない」とは言っても、種はやはり種なのですね。
そのため、食べる時は、噛まずにそのまま飲み込んではいけません!
とは言え、スイカの種は固いので、なかなか噛めませんよね。
では、スイカの種を食べる習慣のある国の人たちは、どうしているのでしょうか。
このような習慣を持つ国では、まず表面の硬い皮をむいてしまうそうです。
そして、塩で軽く炒ってから食べるのだそうですよ!
スイカの種を、決してそのまま食べたりはしていないのですね。
これらのことから、スイカの種は、決して消化の良いものではないことがわかります。
スイカの種の栄養は?
スイカの種を食べるという人がいますが、スイカの種には栄養はあるのでしょうか。
まずスイカの種には、ナッツ類同様、豊富なタンパク質が含まれています。
しかも、植物性のタンパク質なので、コレステロール値が上がる心配もありません。
又、ビタミンB1・B2も豊富に含まれているため、体のエネルギー源になります。
他にも、夏バテ防止や体の代謝UP、脳の活性化などの効果が期待できます。
更に、スイカの種には、不飽和脂肪酸もたっぷり含まれています。
不飽和脂肪酸は血液をサラサラにし、血流を促す働きを持つ栄養素です。
そのため、成人病の予防や改善に大きく役立つと言われています。
ただ、豊富な栄養を含んでいるとは言え、スイカの種は消化が良くありません。
なので、少し乾燥させてから、塩で軽く炒って食べるようにしてくださいね。
まとめ
スイカの種には有害性はないので、食べてしまったとしても問題はありません。
スイカの種には豊富な栄養素が入っているので、むしろ、体に良いと言えるでしょう。
但し、消化が良くないので、そのまま食べることは避けてください。
食べる時は、スイカの種を一旦乾燥させ、塩で軽く炒ってから食べてくださいね。
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